
部屋にひきこもった子供を
どうすれば外に出せるのか?
ひきこもりの子を持つ親御さんの
切実な悩みにお答えします。
部屋にこもっている子供を
どうすれば外に出せるか?
ひきこもり初期からの
親御さんの最も多い悩み
といってもいいでしょう。
私も相当悩み苦しみました。
そしてひきこもりについて
学び、それを実践することで
ひきこもった子供を部屋から
出す方法を学びました。
以前のページ
「親が今までとは違う!
変化することで子供も変わる!」
に通じることも多いのですが、
いくつかのポイントを言いますので
ご覧ください。
実は、私の娘も俗に言う
「部屋こもり」
でした。
部屋から一歩も出ず
食事も毎食部屋へ運ぶ日々。
ひきこもりの多くの家庭では
部屋からほとんど出てこない
「部屋こもり」が大きな課題
になっているはずです。
でも実は、やってみると
それほど難しいことではない
ということがわかりました。
具体的にポイントをお話します。
「部屋こもり解消ポイント」
・部屋の外に興味を持たせる
部屋の外というのは
家庭内における子供の部屋以外
のことを指します。
ひきこもった子供が2階ならば、
1階の家族共有スペースの事です。
リビングルームや食卓といった
家族が集まるスペースです。
うちの娘もそうでしたが、
とにかく顔を会わせたがらない。
なぜ顔を会わせたがらないのか?
それは・・・
「親に対する不信感」
があるからです。
何故 “不信感” を持っているのか?
それは、
ひきこもりの初期に自分の事を
「理解して受け入れてくれなかった」
事が原因です。
なので家族に会うことで、
「非難されたり冷たい視線を
浴びたくない」
「迷惑をかけているので、
顔を会わせるのが辛い」
という思いを持っています。
そしてひきこもったことに対して
「悪いことをしている」
という思いも持っています。
それに加えて、本人は
「家族(親)は考え方を変えない」
という思い込みを持っています。
これはつまり
ひきこもった当初、親御さんから
「ひきこもりは悪いこと」
「学校に行かないなんて…」
「学校は行ってあたりまえ…」
「近所や同級生の親に恥ずかしい」
「いったい何が不満なのか…」
「不登校が家にいるなんて…」
等々
このような思いを言葉だけでなく
態度や表情で表されたことを感じて
「親に対する不信感」
を募らせています。
そして、
ひきこもり当初に上記のような
言動をされたり感じた子供は、
「親は当時と変わらない」
と思っています。
この思い込みを解消させるには、
親御さんや家族がその考え方を
変えることは当然です。
また、周りの人たちが
ひきこもりについてよく学び
ひきこもりは仕方のないことで
それが悪いことではないと
知ることです。
さらに本人のきもちを知って、
本人に悪意が無いことが分かり
ひきこもっている本人に対する
わだかまりも消えます。
そして本人に対する親御さんや
家族の気持ちが変わればそれは
行動となって現れます。
そうなってはじめて、
ひきこもった当初にやっていた
親御さんの言動
「本人をさげすんだ目で見たり」
「問題視すること」
などと、
先にお話した具体的な言動
「ひきこもりは悪いこと」
「学校に行かないなんて…」
「学校は行ってあたりまえ…」
「近所や同級生の親に恥ずかしい」
「いったい何が不満なのか…」
「不登校が家にいるなんて…」
といったことを言葉はもちろん
表情や雰囲気も出さないようにします。
そういった雰囲気や親の変化を感じて
初めてひきこもった子供は
「部屋の外にでてみよう」
という気持ちになります。
この時、
親御さんに気づいてほしいのは、
雰囲気は“物”ではないという事。
本人は、今までの異様で殺伐とした
雰囲気ではなくなり、
自分が否定的な目で見られなくなった
と感じることで自由と心地よさを
感じるようになります。
そういうことがきっかけとなって
部屋の外に出てみようという気持ちに
なるのです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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