小中高生の不登校やいじめが
自己最多を更新したニュースで、
救われたとかほっとしたという
親御さんがいるとはどういうこと…
さて前回のお話では、
のお話をさせて頂きました。
文部科学省発表の
「問題行動・不登校調査」
があってからいろんな方からの
意見や反応を見ました。
中でも多かったのが、
「救われた気持ちになった…」
「なんだかほっとした…」
という意見。
私も娘のひきこもり6年以上の
経験があるので、この方たちの
気持ちはよくわかります。
というより
「痛いほどわかる」
と言ったほうがいいかもしれない。
たぶん、
不登校やひきこもりを持つ親、
すなわち当事者でない方なら、
「不登校増えてるんだね…」
「いじめも増えているのか…」
といった他人事感覚の感想しか
持たないかもしれません。
でも、不登校やひきこもりの子を
実際に持っている親御さんは、
本当につらくて苦しい毎日で、
「どうすればいいんだろう…」
と真剣に悩んでいるのです。
ですから、
言い方が悪いかもしれませんが、
「同じ仲間が出来た」
ような、感覚かもしれません。
そして、
「家(うち)だけじゃないんだ…」
「やっぱり増えているんだ…」
という変な“安心感”みたいな
気持ちから
「救われた」
とか
「ほっとした」
という気持ちを抱いてしまった。
私にはその気持ちがとてもよく
わかります。
でもここ10年間
不登校やひきこもりが増え続けている
という現実を知ると今後はいったい
どうなるんだろう…
そんな不安もよぎります。
このペースで増え続けていくと、
10年後には、義務教育という
システム自体が無くなるのでは
という思いを抱きます。
今まで
「学校へ行くのはあたりまえ」
「勉強は学校でするもの」
という言わば
「学校ありき」
という考え方自体が変化して
教育システムそのものが大きな
変革を迫られる気がします。
どういうことかと言うと、
小学校や中学校までの義務教育
だったものが「義務」ではなく
自由に選べる時代が来る。
現在でもあるフリースクールや
通信制の学校しかり自宅で行う
ネット環境を使った学習等。
そして、学力の認定基準や方法も
多岐にわたる新しいシステムが
登場するかもしれません。
どこぞの有名学校に合格したとか
卒業したとかいう学歴偏重社会も
変化するのかもしれません。
個人的には、学歴というのは
実際に仕事をする上では意味が
無いと思っています。
高学歴だというブランド意識に
酔いしれている方も多い今、
本当の実力で評価される時代の
到来が待ち遠しいとさえ
私は思っています。
そうなると、
不登校だとかひきこもりという
言葉さえも意味がなくなる。
それぞれが自分の個性に合った
やりたい学び方や学ぶ場所を選び
自由に学習をするのです。
学ぶも学ばないも自由です。
好きな事だけを学ぶのも有りです。
その代わりと言っては何ですが、
自分の将来は、自分次第ということ。
現在の高校は、
義務教育ではないので
行くも行かないも自由です。
大学へ入ってもっと勉強したい
というのであれば高校へ行くなり
高卒認定試験(旧大検)を受けて
行けばいいのです。
今の子供たちは、親の考えで
進路を決めていることが多いと
感じています。
小学校からなのか中学校からなのか
わかりませんが、今は通う学校も
校区以外を選べるようになりました。
私達の時代は、住んでいる場所で、
行ける小中学校は決まっていました。
時代が変わり、制服が変わり校則も
変化をし続けています。
小中学校へ通うかどうかという選択も
できる時代になるかもしれません。
私個人的には、大賛成です。
あなたは、どう思われますか?
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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カテゴリ:昨今のひきこもり事情 [コメント:0]
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