
いままで、かたくなに拒み続けてきた
カウンセリングを受けると言い出した娘。
数日後に先生から聞いた娘の本音に・・・
私の娘がカウンセリングを受けることに、
予想外でしたが同意しました。
その後、有名な心療内科の先生に予約が取れて、
妻が娘を連れて支援機関に出向きました。
カウンセリングは、親が同席するわけではなく、
娘と先生の1対1で行われました。
カウンセリング自体は、30分程度だったそうです。
娘が、カウンセリングを終えて出てくると、
少しスッキリしたような表情だったらしく、
妻が、
「どうだった?」
と聞くと、
「うん、とてもいい先生だった」
と素直に言ったそうです。
その時は、娘本人から「話した内容」までは、
教えてくれなかったようですが、
後日、私たち夫婦と先生が面談することが、
できました。
カウンセリングで、娘が話した内容や、
心に思っていることについて先生はゆっくりと、
お話してくださいました。
私たち親には、罵声を浴びせるしかない娘ですが、
先生には本音を話していたようです。
娘が先生に話した内容は、
このようなものでした。
・いじめから不登校になった経緯。
・それがトラウマとなって誰も信用できないということ。
・自分が生きている意味がないと思っている。
・この先どうすればいいのか不安でたまらない。
・毎日イライラして親に当たるしかない自分の現状。
・高校生活をしてみたい気持ちもある。
・親には迷惑をかけていると思っている。
だいたい、このような内容を話したそうです。
私たち夫婦は、先生から娘の心情を聞いて、
思わず泣きだしそうになりました。
小さな胸に、たくさんの想いを秘めて苦しんでいる
そんな娘の気持ちを思うと、本当にかわいそうで、
何とかしてあげたい気持ちでいっぱいでした。
妻には毎日、罵声を浴びせ何百回も謝罪させるほど、
ひどい状況でも、心の中は不安でいっぱいだったんです。
最後に先生から聞いた言葉・・・
「親には迷惑をかけていると思っている」
その言葉を聞いただけで、
毎日娘と対峙している妻は、
「もう一度この娘のためにがんばってみる」
という決意をしたと言っていました。
私も、もう匙を投げようという気持ちになったことも、
1回や2回ではありませんでした。
この先生なら、娘の心を開いてくれるかも!
この時は、本当にそう思いました。
その後、この先生の病院で1度カウンセリングを
受けましたが、とても忙しい先生で予約が取れない
状態が続きました。
娘は、
「いい先生だけど、これ以上は話すことない」
といって、結局繋がりもなくなってしまいました。
娘の心の中を少しわかったような気持ちでしたが、
その後、また以前のようにひきこもってしまいます。
やっと少し光が見えたような気がしていた、
私たち夫婦は、また試練の日々を送ることになります。
ただし、今までのひきこもりの状態とはどうも違う!
娘の中で、何かが起きていると感じる凄まじい状態を
目の当たりにすることになります。
これが、娘のサインだと気づくのには、
残念ながら時間がかかってしまいました。
最後までお読みいただいて、
ありがとうございました。
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