夏休み明けの9月1日に自殺する未成年が急増するのには理由が!

目安時間:約 11分

もうすぐ楽しい(はずの)夏休みが始まります。
この時期になると夏休み明けの未成年自殺のニュース
それも小中学生の自殺が多いことに心が痛みます…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み明けから多くなる不登校について・・・

 

 

のページでも一度お話しましたが、
自殺以前に学校へ行きたくないいわゆる不登校が、
急増する時期でもあります。
 
 
 
先程たまたまですが、先般お亡くなりになった
樹木希林さんが、夏休み明けの自殺が多いことに、
とても心を痛めていらっしゃる言葉を聞きました。
 
 
 
その言葉は・・・
 
 
「この世に必要とされていない人なんていない」
 
 
「死んでしまうまえにもういちどだけまわりを見よう」
 
 
「死なないで、もったいない、生きて欲しい・・・」
 
 
たしかこのような言葉だったと思います。
 
 
 
我が子が自殺する。
 
 
 
考えただけで気が狂いそうになります。
 
 
 
 
それでも、親に相談しないで自殺する子供たちの
なんと多いことか・・・
 
 
私は、娘がひきこもっていた頃言っていた言葉を
思いだしました。
 
 
それは、
 
 
「私なんか生まれてきても意味がない、死にたい」
 
 
「誰もわたしのことなんか必要としていない」
 
 
といった内容のことをしきりに言ってました。
 
 
 
私の娘は、「いじめ」に遭って学校へいけなくなり、
その後長いひきこもり生活になりました。
 
 
親にしてみれば、わが子がかわいくないわけがない。
 
 
だから「必要とされていない」なんて言われても、
そんなことはないと思うのが普通です。
 
 
でも、子供にとっての「必要とされていない」
というのは、学校での生活のことになります。
 
 
いじめを受けた場合、特に女子に多いのは、
ハブられる(無視される)というもの。
 
 
言葉や態度でいやがらせを受けたりするのは、
当然あるのですが、そのなかでも特にキツイのは、
ハブられる(無視される)ことです。
 
 
同じ教室の同じ空間にいっしょにいるのに、
まるでいないかのような扱いを受けるのです。
 
 
これって、大人でもキツイです。
 
 
 
でも子供って残酷なもので深く考えもせず、
簡単にそういう態度をとるのです。
 
 
 
無視された本人はどんな気持ちかわかりますか?
 
 
「私は存在自体“必要とされていない”」
 
 
そう思うのは当然なんです。
 
 
 
そして、夏休みは唯一そんな「地獄の空間」から
一時的にでも逃れられる時間なのです。
 
 
2学期が始まる9月が近づいてくると、
そりゃ気が気ではないでしょう。
 
 
 
またあの「地獄のような無視される空間」
戻らなければならないからです。
 
 
 
ところが子供は、
 
 
「親に心配かけたくない」とか、
 
 
「親にいじめられていることを言うのは恥ずかしい」
 
 
といった気持ちから、本音を言いません。
 
※これは、以前娘から聞いた内容です。
 
 
 
そして、親にも言えない、でも学校には行けない
という究極の状態になってどうすることも出来ず
自殺に至るのです。
 
 
 
我が子に自殺された親は、
 
 
「なぜ話してくれなかったのか・・・」
 
 
「もっと気にかけてあげればよかった・・・」
 
 
と思うはずですが、命は1つしかありません。
 
 
 
もしかしたら親御さんによっては、
 
 
「そんなことで自殺までしなくても・・・」
 
 
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
 
でも、子供にとってみれば「学校」というのは、
子供の生活のほとんどを占める空間なんです。
 
 
 
家庭で家族と過ごす時間よりも長いのです。
 
 
 
そして、思春期の楽しい学校生活を期待していた、
とても楽しみにしていたはずなんです。
 
 
 
それが一転して「地獄の空間」になったんです。
 
 
 
楽しみにしていたものを、理不尽に奪われる!
 
 
 
この辛さや悲しみは想像を絶するはずです。
 
 
それが、まだ成長過程の未熟な幼い心の子供には、
耐えられるはずがないのです。
 
 
大人でも、職場で毎日無視され続けたとしたら
どうでしょうか?
 
 
出社したくなくなるのではないでしょうか?
 
 
 
会社での人間関係によって出社拒否となり、
社会人になってからのひきこもりというのは、
とても多いのはご存知かと思います。
 
 
小中学生や高校生などの未成年も、
大人が出社拒否をするように登校拒否をして
ひきこもるほうが、まだいいのです。
 
 
ところが、心身ともに自立できていない子供は、
どうしても親に対して「忖度」するのでしょう。
 
 
また、親自身も
 
 
「学校へ行くことありき」
 
 
という常識?(認識)が強すぎるために、
学校を休むとか不登校ということに対して、
必要以上に反応してしまうことがあります。
 
 
子供の命と学校へ行くことのどちらが大事か?
 
 
そういうことです。
 
 
 
夏休みの子供を毎日注意深く観察する
というのは、仕事を持つ共働きの親ならば、
なかなかできることではありません。
 
 
シングルマザーやシングルファーザーなら
もっと大変でしょう。
 
 
 
それでも、毎日会う自分の子供なんですから、
ちょっとした変化は感じるものです。
 
 
 
それを、忙しいから、面倒だから、
大丈夫だろうなどと、簡単に済ませないこと。
 
 
それが親の役目ではないでしょうか?
 
 
 
自分の命を絶たれてから後悔しても、
どうしようもないからです。
 
 
 
さて、親ができることは何か?
 
 
 
親が学校生活やクラスメートとの関係を
どうにかできるものではありません。
 
 
 
学校に相談するというのは有りですが、
それは子供の様子がおかしくなったり
不登校という状況になってからでしょう。
 
 
 
つまりは、家庭で家族でできることを、
考えるのが一番です。
 
 
 
子供の心が正常でなくなり始めると、
言葉や態度に必ず変化が現れます。
 
 
 
・親を避けるようになる
 
 
・いつもイライラしている
 
 
・笑顔がなくなる
 
 
・生活リズムが狂う(昼夜逆転)
 
 
・外出したがらない
 
 
・家族と食事しなくなる
 
 
等々
 
 
どこかに変化があるはずです。
 
 
 
そして、学校へ行く日が近づいたり、
その当日になると、
 
 
「腹痛や頭痛など体調が悪い・・・」
 
 
「だるくて朝起きられない・・・」
 
 
「いつもと違って朝とても不機嫌・・・」
 
 
「とにかく行きたくないという・・・」
 
 
こういった状態を単なる「甘え」と一蹴して、
学校へ行かせることだけを強要するのだけは、
やめてください。
 
 
もしかしたら、単なる「甘え」の場合が無いとも
限りませんが、そうじゃなかったらどうします?
 
 
たとえその日だけ「甘え」だったとしたら、
それはそれでいいじゃないですか。
 
 
新学期当日に登校しなくたって、たまに休んだって、
長い人生に何の影響もないでしょう。
 
 
 
自殺されることを思えば、
学校なんて行かなくてもいいんです
 
 
 
先程もいいましたが、自殺を考える子供は、
 
 
「必要とされていない」
 
 
という気持ちがとても強いです。
 
 
ですから、せめて家庭では必要としていることを、
“褒める”ことで感じさせてあげてください。
 
 
最近見たニュースで、ひきこもりの男性が
話していた言葉が忘れられません。
 
 
「母は、僕だけ一度も褒めてくれなかった…」
 
 
褒めることは、子供にとって唯一感じる肯定感
すなわち「必要とされている」と感じる瞬間です。
 
 
「あなたは必要とされているのよ」
 
 
などと、とってつけたような一言よりも、
 
 
「よくがんばったね」
 
 
「助かったわ、ありがとう」
 
 
といった、ごくあたりまえの感謝や誉め言葉が、
一番子供の心に響きます。
 
 
学校へ行かなくたって、会社に行かなくたって、
生きていてくれるだけでいいじゃないですか?
 
 

人生は、生きていてこそ何でもできるのですから。

 

 

 

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