3人兄妹で、末娘だけが不登校になった。
それからしばらくして「ひきこもり」になった。
どうしてうちの娘だけがこんなことに?
兄妹がたくさんいても、何故か一人だけ
ひきこもりになったり、不良になったり
します。
親からして見れば、
何で?どうして?
一体、私たちが何をしたというの?
何が何だかわからない!?
と現実を受け入れることが出来なかった。
のページでもお話しましたが、
私の地域は田舎のほうなので、
小学校の生徒数が、減り続け、
長男が中学へ上がるころには4つの
小学校が1つに統合されました。
小学校で仲の良かった友達も
同じクラスにならず、中学入学当初
から、イヤな予感はしてました。
いちばん仲の良かった子が、
別のクラスになって、どうも学校へ
行く楽しみが減ったようでした。
うちの娘は、
もともとあまり人付き合いが
上手いほうではなく、
引っ込み思案です。
自分から話しかけることができない
タイプで、よく言えばやさしい性格
の子供です。
そのわりに「感受性」が強く、
自分に対する相手の感情や気持ちを
汲み取りすぎるのです。
自分の気持ちとは、裏腹に
「だれにでも優しく」
接するので、
友達は少なくないほうでした。
ところが、この性格が
仇(あだ)になったのです。
一番仲の良かった子は、
別のクラスで新しい友達を
早々とつくって、うちの子とは
遊ばなくなりました。
そして、女の子同士というのは
「仲間はずれ」
にするのが好きな生き物らしく、
どうもうちの子が、
「仲間はずれ」
にされたようでした。
それからは学校に行く、朝の時間
になると、寝起きが悪く、
ものすごく機嫌が悪い!
という日々が続きました。
妻が、
「どうしたの、身体の具合でも悪いの?」
と言っても、
「別に何でもない・・・」
の一点張り。
それでも、日数が経つと今度は、
「学校に行きたくない」
と、ついに言い出しました。
理由を聞いても何も答えません。
実は、この時点でうちの娘は
「仲間はずれ」
にされていて
「いじめ」
も受けていたらしいのです。
親に心配をかけたくないという
精一杯の気持ちで、私たちには、
決して言いませんでした。
「仲間はずれ」や「いじめ」
が原因だったと娘が言ったのは、
実は引きこもってから数年してから
のことです。
学校の先生にも、
何度も相談しましたが、
「いじめ」とか「仲間はずれ」
になっているとは、全く話には
出てきませんでした。
担任の先生が、
娘を学校に行かせようと、
何度か家には来られましたが、
3か月を過ぎる頃には、
誰も来なくなりました。
ピタッと、誰も来ないし、
連絡もナシです。
正直、
「学校ってこんなに冷たいものなのか・・・」
と思いました。
先生も人間なので、
「面倒なことにはかかわりあいたくない」
のだと感じました。
この不登校を機に、
数年間のひきこもりが、
現実のものとなったのです。
そして、
まさか想像もしていなかった、
6年以上のひきこもり生活が
始まったのです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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