ひきこもりを解決するために、まず親がするべき重要なこと

目安時間:約 14分

ひきこもりになる原因は一言で言えるほど
単純ではありませんが、親が子供に対して
どうするべきなのかについてのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、親としては聞きたくない話を
させていただきます。

 

 

ひきこもりになったのは、
子供自身の問題であって親御さんは
悪くない。

 

 

お母さんやお父さんは悪くない。

 

 

毎日親として頑張っている自分を
責めないでください。

 

 

このような論調の意見や書き込みを
よくSNSなどで見かけます。

 

 

 

確かに親御さんがすべて「悪い」

とは思いません。

 

 

 

でも、
現実を直視すると、親御さんは
悪くはないけど

 

 

「間違っていた」

 

 

ことはあるはずなんです。

 

 

 

結論から申し上げますと

 

ひきこもりの多くを作り出したのは

 

「親である私たち」

 

だということです。

 

 

 

言い換えるならば、

 

「子育てを間違っていた」

 

と言うこともできるでしょう。

 

 

 

私もそうでしたが、

 

「ひきこもりの子を持つ経験」

 

というのは、ほとんどの親御さんは
初めてではないでしょうか?

 

 

 

第 1 子の子育てがわからないのと
同じ様に、はじめてのひきこもりも
分かるはずがありません。

 

 

 

第 1 子は、初めての子供ですから、
全ての愛情を注ぎますね。

 

 

 

第 1 子は、2人目の子供が出来るまで
両親の愛情を独り占めできます。

 

 

 

私の家は父母との2世帯だったので
良い悪いは別として4人の愛情を
一杯に受けて育ちました。

 

 

 

そのせいかどうかわかりませんが、
長男はひきこもる事もなく穏やかな
子供に育ちました。

 

 

 

末っ子の娘がひきこもりになって
別の意味で、初めての子育てを
経験することになりました。

 

 

 

今から思えば、ひきこもりという
初めての子育ても愛情いっぱいに
育てるべきだったのでしょう。

 

 

他の子同様どころか、それ以上に
愛情を注いでいたつもりでしたが
受け取る側は違っていたようでした。

 

 

 

今回娘のひきこもり経験を通じて、
ひきこもりに関する様々な事を
勉強する機会となりました。

 

 

 

ひきこもりになってくれた娘からの
プレゼントなのかもしれません。

 

 

 

さて、

ひきこもりを解決するには、
何が一番必要なのか。

 

 

それは、

 

「私たち親が変わること」

 

それによって

 

「親子の信頼関係を回復する」

 

それがひきこもり解決の第一歩です。

 

 

 

私たち親にも親がいたはずです。

 

 

 

私も覚えがありますが、
思春期の頃はよく親に反抗してました。

 

 

 

そして、

 

「こういう親にだけはなりたくない」

 

とも思っていました。

 

 

 

でも不思議なもので、
なりたくないと思っていた両親に
どこか似ている自分もあるのです。

 

 

 

実は、私たち親は知らないうちに
自分たちの親(子供から見た祖父母)
から刷り込まれた常識や世間体を
我が子に押し付けている場合が
少なくないのです。

 

 

 

私たち親も数十年単位で親と暮らし
毎日のように接することで無意識に
親の価値観を受け継いでいます。

 

 

 

自分の中で常識と思っている事は
実は親から何度も言われた事や
聞かされた事が多いのです。

 

 

 

人間は接触回数が増えれば増える程
相手の影響を受けるようになります。

 

 

 

好きとか嫌いという以前に
親が与える影響によって無意識に
親の価値観や常識を自分の物として
取り込んでいるのです。

 

 

 

考えてみて欲しいのですが、

今の日本はとても豊かで物が溢れ
食べたいものは簡単に食べる事が
できます。

 

 

 

食べる事だけではなく自由に
行きたいところやしたいこと等
選択肢を選ぶことができます。

 

 

 

そんな時代に
まるで昭和初期のような

 

「子供は親の言う通りになるべき」

 

「子どもに自由や楽しみはいらない」

 

「苦労や我慢することが美徳である」

 

「真面目に努力にさえしていればいい」

 

「みんなと同じようにするべきだ」

 

「親の言うことはすべて正しい」

 

等の考え方を子供に押し付けていたら
どうでしょうか?

 

 

 

自分が子供の立場だとしたら、
今時、このようなことを言う親を
尊敬したり信頼できますか?

 

 

 

あなたのお子さんが、
何も言わず、話をしようとしないのは
あなたを信頼していないからです。

 

 

 

こうお話をすると必ず

 

「私はそんな事ない、私は違う」

 

と言われる方がいらっしゃいます。

 

 

 

でも現実は子供がひきこもっていて
部屋から出てこなかったり話どころか
目も合わせないのであれば、

 

「子供がおかしい、子供が悪い」

 

と言っても何の解決にもなりません。

 

 

 

親御さんは、
押し付けたり決めつけたりといった
言動をしたことがないかもしれません。

 

「親から子への一方的な価値観」

 

を知らず知らずの内に押し付けている
ということをわかっていないのです。

 

 

 

その理由は、

 

「母子一体」

 

という考え方にあります。

 

 

母子一体とは、
一般的には母親と子供がもたれ合う
事を表しますが、ひきこもりの場合は
もたれ合いではなく

 

「親から子への一方的な
    価値観の押し付け」

 

として使われます。

 

 

 

実はひきこもり問題の根本にあるのが
この母子一体の考え方です。

 

 

ひきこもりのほとんどが、親御さんの
価値観の押し付けによって子供が
ストレスを抱えることでひきこもりに
至ってしまいます。

 

 

母子一体には、

 

「子供が親の言う事を聞くのは当然」

 

という古来の考え方が親御さんの
根底にあるがために、
ひきこもりの子供を理解するどころか
子供に対して

 

「まともになるように」

 

 

「他の子供と同じようになるように」

 

 

言うことを聞かせようという気持ちで
子供を傷つけています。

 

 

 

そもそも「まとも」って何でしょう。

 

 

 

そして

 

 

「自分は正しい、間違っていない」

 

 

という思い込みから

 

 

「子供が悪い」「子供がおかしい」

 

 

としか考えられず何とかしようとして
思い付きで行動し続け、さらに子供を
傷つけるのです。

 

 

 

 

子供を傷つけていないと思っても
以下のような言動がある場合は
傷つけているのと同じになります。

 

 

「本人が来たらサッとその場から去る」

 

「話をしていたのに本人が来たら
         急に話をやめる」

 

「本人がいないところで悪口を言う」

 

「いつもヒソヒソ話をしている」

 

「腫れ物に触るような態度」

 

「問題児扱いをしている」

 

「非難、さげすんだ目、見下す」

 

「イヤミや小言を言い続ける」

 

「いつも悲壮感漂う雰囲気」

 

「親自身が生き生きとしていない」

 

「絶えずビクビクしている」

 

 

等々
これらの言動は本人にわからないと
思っていても引きこもっている子供は
瞬時に察知します。

 

 

 

人一倍感受性が強いのですから
当然わかってしまいます。

 

 

 

そして自分が「特別視されてる」事を
いっそう感じて親に対する信頼は
どんどん崩れていきます。

 

 

 

このような本人を傷つける行為を
親が辞めない場合はひきこもりが
暴言や暴力に発展していきます。

 

 

 

ひきこもりの子を持つ多くの親御さんは
本当の原因が親御さん自身の対応に
あることに気づいていません。

 

 

 

そればかりか、子供を刺激し続けて
ひきこもりを悪い方向へ進めているのが
わからないのです。

 

 

 

子供のひきこもりを解決するには…

何度も言いますが、

 

「まず親が変わる事」

 

です。

 

 

 

 

親御さんは何十年間生きて
様々な経験をしてきました。

 

 

 

そして自分の中で“常識”として
根付いたことがあるでしょう。

 

 

 

でもそれは、
あなたが経験したことのみであって
未経験のことはわからないはずです。

 

 

 

それなのに、自分が未経験の事を
子供に突き付けられると何故か
反対したりやめさせようとして
いないでしょうか?

 

 

 

聞く耳をも持たず、自分の常識の
範囲内で決めつけていませんか?

 

 

 

その“常識”を捨てることです。

 

 

 

「親が変わった」

 

 

 

と感じると子供も変わります。

 

 

 

あなたが信じている常識を、
今一度疑ってみてください。

 

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。

 

 

 

 

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