ひきこもりの子供と接しているのは
母親である自分だけ。
ご主人が協力してくれないことに、
不満を持っていませんか?
私が、
娘の不登校を知ってひきこもった時
正直言いますが、うろたえました。
中学生という年代は、
思春期真っ只中です。
何も問題がなくても、父親と娘
というのは、離れていく時期
なのかもしれません。
生理などの身体の変化が出る
デリケートな時期でもあるので、
自然と同性の母親との接触が、
多くなる時でもあります。
最近の女の子は、
身体の成長も早いらしく、
小学生で初潮という子も
少なくないと聞きます。
そういう時期の父親って、
何だかつまはじきになったような、
寂しい気持ちになるものです。
小さいころは、仕事から帰ってくると
「パパ、お帰り~」
と言って抱き着いてきたものです。
そんな幼少期を覚えているからこそ、
思春期の父親は、娘との距離を
いっそう感じて必要以上に意識する
のかもしれません。
私の場合もそうでした。
小学校高学年になると、
相談事は母親メイン。
しかたがないこととはわかっていても
会話する機会が減っていくのは
寂しいものです。
もっとかかわりたいけど、
かかわれない。
そもそも
どうかかわればいいのかが
わからない…
そんな感じでした。
いつのまにか旦那は給料を運んでくる人
と言う感じで、子育ては母親まかせ
という状態になっていたと思います。
全ての父親が私と同じではない
と思いますが、思春期の時期に、
好きで「子育て」から離れた
というわけではありません。
そういう環境の時に、
娘が
不登校~ひきこもり
になったわけです。
しばらくかかわっていないので、
何がどうしてそうなったのか
全くわかりませんでした。
だから、妻から相談をされた時には、
妻以上にどうすればいいかわからない
という状態です。
娘との仲が良く、問題もないときには
特に相談もなかった妻から急に
「不登校になったから」
あなたからも学校へ行くように説得して!
という感じだったと思います。
私も娘がかわいいのは、
妻とかわらず同じ気持ちでしたが、
こういう時に
「何をどう言えばいいのか」
まったくわからなかったし怖かったです。
もし、あなたのご主人が
「協力してくれない」
という場合は、たぶん
「どうすればいいのかわからない」
のだと思います。
一番ダメなのは、
母親が口うるさく、
「早く学校に再登校させること」
のみに執着しすぎて、
不登校の理由や本人の気持ちを
後回しにして毎日しつこく
言い続けることです。
そしてご主人に、
「あなたからも何か言ってやってよ!」
と言ってませんか?
最悪なのは、
その妻の言葉をうのみにして、
妻と同じ内容の説教じみた話を
子供にしてしまうことです。
これをやってしまうと、
子供の逃げ道をふさいで、
両親と話をしなくなってしまいます。
自分の子供が
不登校やひきこもりになって、
いつも子供をみていた奥さんが
困ってしまう。
だから、
ご主人に助けを求めるのは間違いでは
ありません。
夫婦2人の子供なんですから、
当然です。
問題なのは、対処方法でしょう。
不登校やひきこもりの初期は、
親自身が驚きやら不安もあって
「あたふた」して、
とにかく早く何とかしなければ・・・
という気持ちが先走るのはわかります。
家庭の中で、
子供の育児をしてきた奥さんは、
こんな時にこそ
「父親として何とかしてほしい」
と思うでしょう。
そして、
あなたがご主人をけしかければ
けしかけるほど、
どうすればいいかわからないご主人は、
怒ったり、ドヤしたり、といった
解決とは正反対の、やってはいけない
対応をしてしまうのです。
あなたが、
うちの旦那は協力してくれない!
と思っているのであれば、
一旦落ち着いて今後について
話し合いましょう。
そして、父親として、
母親としてどうするのか?
という役割をよく考えてみてください。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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タグ:ひきこもり対応 父親 思春期子育て
カテゴリ:ひきこもりの親が出来る事 [コメント:0]
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