
小さいころからやさしくて素直だった娘。
わが子が親に向かって暴言や暴力をふるう。
親としてこんな悲しいことはありません…
ひきこもりには2つのタイプがあります。
1つ目は、私の娘のように、
親に暴言や暴力をふるう場合です。
毎日のように罵声を浴びせるひきこもり。
自分がひきこもりになったのは、
お前たち(親)のせいだと責め立てます。
こういう場合、ほとんどの子供と対峙するのは、
母親が多い。
母子家庭ならわかりますが、
両親がいても母親がターゲットになります。
父親がひきこもりのターゲットにならないのは、
ブログにも書きましたが、
にも書いています。
私自身父親で、このひきこもりブログを書いてますが、
もし私の家庭が「父子家庭」だったとしたら、
どうできたのだろうと考えます。
実は、この「ひきこもりブログ」を公開してから、
いろんな方からご質問やご相談を受けます。
100%母親からのもので、父親からは、
一切ありません。
まあ、私のブログ読者のほとんどが女性?
なのかもしれません。
私の娘は、ひきこもりから脱することができましたが、
会話するのは8:2くらいで今でも母親です。
やっぱり女性特有の話は、なかなか話せない
というのもありますが、
無条件に受け入れてくれると言えば、
言い方はいいですが、
「自分のわがままを通せる(聞いてくれる)相手」
という意識はあるようです。
でも私は母親には母親の、父親には父親の役割は、
あると思っています。
さて、罵倒したり暴力・暴言を吐くひきこもりの子
というのは、ご質問などを見るととても多い。
我が家もそうだったので気持ちはよくわかります。
実は、暴れたり罵倒してくるひきこもりというのは、
ひきこもり解決できる要素を持っています。
どういうことかというと、
今の現状(不登校・ひきこもり)に対して、
満足していないという意思表示だからです。
もっと言えば、
「ひきこもりたくてひきこもっているのではない」
と訴えていることに他なりません。
大人でもあるはずです。
「イライラする」
「こんなはずじゃなかった」
「自分のしたいことはほかにあるはず」
社会生活の中で、自分の希望通りの人生を歩む。
だれだってそうしたいはずです。
でも、実際はどうでしょうか?
本当にやりたい仕事に就けて、
自分のやりたいことを楽しんでやっている。
そして、満足のいく収入を得ている。
そんな人生を送っている人は何%いるでしょうか?
社会人の大人でさえ、そういう欲求不満をかかえ、
気持ちよく毎日生活できているという人は、
そんなに多くはないと考えます。
かたや、ひきこもってる子供たちはどうか?
今の自分をなんとかしたい!
でも、どうすればいいかわからない!
だから暴言を吐いたり暴れる!
つまり、
「助けてほしい」
というサインを一生懸命出しているのです。
ところが、大人は「助けるすべも知らない」し、
経験がないからどうすればいいのかわからない。
とうのが、現状ではないでしょうか。
私自身がそうだったので、
本当に悩みました。
それで一番解決するのにふさわしい方法。
「実際にひきこもりを解決した方法を真似る」
という結論になりました。
現代の言葉で言えば、
「成功者を真似る」
とでもいいましょうか。
実際に体験して、成功した例があるのなら、
自分で「ああでもない、こうでもない」などと、
考えるよりもいいと思いました。
もちろん、
「うちの場合は特別で、他の例とは違う」
と言われる方もいるでしょう。
でも、もしそうだとしても「ひきこもり」という、
一種独特の状況の中でも、共通する部分はあります。
それを自分の子供に、「落とし込んで考えること」
が必要になります。
こうすれば「ひきこもりが解決する」という
教科書的な対応では、いつまでたっても無理でしょう。
だって、「あなたの子供なんですから」
だれよりも、わかっていて当然でしょ。
ちょっと、えらそうな物言いをしましたが、
暴れたり罵倒してくるひきこもりというのは、
間違いなく、解決を求めている反動です。
逆に、一番危ないのは、
「反応もなく、日々普通に生活している」
というひきこもりです。
必要なときには部屋からも出て、コンビニも行けるし、
親とも会話できるけど、という
「明るいひきこもり」
とでもいいましょうか。
こちらのひきこもりは、いわば「確信犯的ひきこもり」
とも言われ、最近話題の「中高年ひきこもり」に多い
タイプです。
長くなりましたので、このへんにしますが、
貴女のお子さんが、
「暴れたり罵倒してくるひきこもり」
であれば、解決する見込みがあるということ。
再度、本気になって自分のお子さんと対峙して、
今一度「何を求めているのか?」を考えてください。
ありがとうございました。
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