自分の子供が不登校やひきこもりになって、
はじめて“まさか うちの子が…”と驚くと
思いますが、実は不登校やひきこもりには
何らかの兆しがあるのです。
中学校に入って間もなく、
娘が突然不登校になりました。
でも、突然と思っていたのは私だけで、
小学校高学年のころからなんとなく
兆しがあったことを、後から妻に
聞かされます。
父親の私から見れば、末娘というのは、
かわいいものです。
ある意味、孫に近い感覚かもしれない。
私は、毎日仕事に出かけているので、
娘が学校であったことや友達関係などは
ほとんど知らなかった。
でも、母親であるわたしの妻は違った。
どうもおかしい・・・
と感じていたらしいのです。
私より娘と接する時間が長いこともあり
友達関係や学校での出来事などを、
私よりはるかに知っているのが
妻でした。
私の娘は、
どうやら友達が多いとのこと。
そう聞くと、私は何の疑いもなく、
「友達が多いのはいいことだね」
としか思わなかった。
私の娘は、
誰とでも仲良くしていたそうで、
来る者は拒まず的な感じです。
逆に言えば、
自分の好き嫌いをはっきり言えず、
誰にでもいい顔をするともいえます。
嫌われたくないために、自分の気持ちを
押し殺しても、相手に合わせている
というのが彼女でした。
その、
「自分の気持ちを押し殺していた」
反動が、
どうも母親に向けられていたらしい。
どうやら、学校から帰ってくると、
ものすごく不機嫌でわがまま放題
という日が、どんどん増えていった
ようだ。
そんな毎日を見ていた妻は、
「このままではまずい・・・」
と感じていたようです。
結局、学校の友達には当たり障りなく
何でも言うことを聞き、誰とでも
仲よくして、本当の自分を出さずに
いたようです。
こうなると、
当然本人は「ストレス」が溜まり、
はけ口と言えば帰宅してからの母親
しかいない。
当時は、
妻もパートの仕事をしていたので、
私ほどではないにしても、完全に
娘の気持ちを掌握しきれていなかった。
そして、「まだ小学生だから・・・」
という子供扱いしていたこともあって、
私たち夫婦は、それほど大袈裟には
考えず、中学の入学を迎えたのです。
小学校卒業までは、
不登校になることもなく、
表向きは順調な日々が続きました。
中学校へ入れば、また心機一転、
元気に通学してくれるだろう
と思っていた私たち夫婦は、
その後大変なことになるのを
予想することはできなかった。
小学校時代に、
学校から帰宅してストレスを、
吐き出していたのは、
「娘の心の叫び」
で、必死に助けを求めていたのです。
それを後になった知った私たち夫婦は
娘が中学校に入学して間もなく、
とんでもない状況になることで、
思い知らされることになります。
タイトルに
「突然不登校にはならない!」
と書きましたがその通りで、
何の理由もなく、突然不登校に
なったわけではなかったのです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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