冬特有のどんよりとした空
ひきこもりの子供にとっては一段と
殻に閉じこもりやすい季節です。
立冬~大寒を過ぎる頃になると、
また一段と寒くなります。
そして春が来るまでは、
まだまだ寒い日が続きます。
こんな季節は元気な人でも朝は、
なかなか布団から出たくないですね。
ちょうど寒くなるころに不登校に
なったり、ひきこもりに突入した
という子供は特に冬の時期は、
気持ちも身体も冬になっていきます。
私の地元は雪国なので、
冬はどんよりとした灰色の空が、
あたりまえの季節になります。
人間やっぱり新緑の美しい春や
太陽の日差しが眩しい初夏などは、
気分的にも外へ出たくなります。
これは、
ひきこもりだって同じです。
普段にも増して
“うつうつ(鬱々)としてくる”
そんなやっかいな季節でもあります。
子供の頃は、
雪が降るとまるで犬のようにはしゃぎ
大喜びしていたのを思いだします。
小さいころはそうだったからといって、
無理やり外に連れ出そうとしても
本人が行きたいという以外は
逆効果でしょう。
それでも、
大晦日とかお正月というのは、
家族にとっても本人にとっても
特別です。
うちの娘は、
ひきこもっていても大晦日に作る
母親の「おせち料理」を楽しみに
していました。
また、
お雑煮も大好きなのでお正月は、
楽しみにしていたようです。
ただ、残念ながら
家族いっしょにテーブルを囲む
というのは無理でしたが・・・
それでも、食べることだけでも
楽しみにしているというのは
意味があると考えていました。
これも家族との “繋がり”
に他なりません。
小さいころから大晦日やお正月を
いっしょに過ごした思い出は、
娘の心にも残っているのでしょう。
ひきこもりを持つ親御さんは、
冬に向けての不安もあるでしょうが、
あえて本人がすきだったこと、
好きだっただべ物やイベントなどを
思いだしてできることが無いかを
考えてみてください。
ただし、わざとらしくしたり無理に
引っ張り出すということではなく、
さりげなくがポイントです。
初詣なんかも、うちの場合は
「人の少ない時刻」
をみはからって誘ってみると、あっさり
“行きたい”
と言って逆に驚いたものです。
多分無理だろう、ダメだろうと
決めつけないで普通に接してみるのも
この年末年始にはいいかもしれません。
試してみてください。
追伸:
寒い時に暖かいものを食べると
まるで心もあったまるような
そんな気持ちになりますね。
子供がひきこもっていると
ついつい自分の食事もおざなりに
なりがちなものです。
親が悲壮感ただよう
心身ともに不健康な状態では、
子供への悪影響しかありません。
親自身、元気で爽快な気持ちで
過ごせることは、ひきこもり解決に
必要なことです。
あなた自身も美味しいものを、
おいしいと感じるような食生活を
心掛けましょう。
“おいしい~!”
と言ったときの顔って、
本当に幸せそうな顔になります。
ひきつった顔で子供に接するより
幸せな表情で接することが何より
こどもが安心します。
美味しいと思える食事を
心掛けてみてください。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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