ひきこもった子の家庭内暴力・暴言が日常的な場合の対応

目安時間:約 16分

娘は家庭内暴力こそありませんでしたが
暴言は凄まじいものがありました。
思い出すのも悍ましい過去ですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の娘の場合、特に頻繁だったのが

 

「お前のせいでこうなった…」

 

「謝れ、謝れ、謝れ…」

 

という言葉でした。

 

 

 

私の娘の場合は、
中学校でのいじめ(仲間外れ)が原因
で不登校~ひきこもりになりました。

 

 

 

「お前のせいでこうなった…」

 

 

 

という言葉は親の期待に応えようと
無理を重ねてきた結果失敗や挫折の為
ひきこもってしまい、不本意な場所に
いなくてはならないという気持ち。

 

 

それが言葉になったものです。

 

 

 

私の娘は、

 

「親に話すのが恥ずかしい」

 

「親に迷惑をかけたくない」

 

との思いから当初、学校での“いじめ”
については話をしてくれませんでした。

 

 

 

自分なりに我慢していたようです。

 

 

 

その後
自分ではもうどうしようもなくなって
ひきこもってしまいました。

 

 

 

ひきこもっている間に同級生がみんな
進学や就職していく中で自分だけが
置いてきぼりになってしまった。

 

 

 

ただ時間だけが過ぎていくだけで、
同級生と同じようにすることが出来ず、

 

「自分の青春や人生をダメにした」

 

「もう取り返しがつかない」

 

という思いだったことを、後から娘に
聞かされました。

 

 

 

また、

 

親が悪いわけではないことは
わかっていたけど、不安やストレスを
親に吐き出す事しかできなかった。

 

 

とも話していました。

 

 

 

自分も同級生たちのように普通に
学校生活を楽しみたかった。

 

 

 

そして友達と遊んだり恋愛したり
したかった。

 

 

 

それを私たち親にぶつけていたのです。

 

 

 

娘からひきこもった原因を聞いて
やっと暴言の意味がわかりました。

 

 

 

その後娘を、暴言を吐く問題児として
見なくなりすべてに強制するような
言動をやめたことで暴言を吐くことも
なくなりました。

 

 

 

さて、
男子の場合には、暴力の問題があります。

 

 

 

中学生や高校生またはそれ以上になると
体力的にも親ではかないません。

 

 

 

ひきこもりの初期には暴言を吐いたり
暴れたりする事があります。

 

 

 

親御さんとしては、初めての子供の反抗
暴力に足がすくんでしまい、恐怖心から
この問題を避けようとする方もいます。

 

 

 

ですが、ひきこもりの子供が理由もなく
反抗したり、暴れたりはしません。

 

 

 

ひきこもり初期の段階であれば、
本人が自分自身をコントロールできず
暴れてしまう事があります。

 

 

 

子供が暴力を振るうと、親御さんは

 

 

「恐ろしい子供、危ない子供」

 

 

と言う目で見るようになるでしょう。

 

 

 

そして腫れ物に触るような対応になって

 

「なるべく近づかない」

 

「のぞき見や様子をうかがう」

 

「聞こえないようにヒソヒソ話す」

 

といった行為をしてしまいます。

 

 

 

そして親御さんが本人に対して、

 

「非難、さげすんだ目、見下し、
  イヤミ、小言、問題児扱い」

 

といった本人を傷つけるような態度を
取った場合は、反抗が日常的な暴言や
暴力に発展していきます。

 

 

 

親御さんは、無意識に上記のような
態度や言動をするかと思いますが、
そのたびに本人は反抗するようになり
反抗が常態化してしまいます。

 

 

 

そして本人は

 

 

「反抗することで一時的に親が自分を
    傷つけるような言動をやめる」

 

ということが分かると
親の非難の目から自分の身を守る為に
ほんの些細な事でも反抗するように
なります。

 

 

 

悪い意味で「学習してしまい」
反抗が常習化することになります。

 

 

 

反抗(暴力)が日常化する原因は

 

「親御さんが本人を傷つける行為を
     やめないで続けている事」

 

なのですが、

 

 

実は親御さん自身には、

本人を傷つけるようなことをしている
という自覚がない場合がほとんどです。

 

 

 

その理由は親御さんの気持ちに

 

「子供が親の言うことを聞いて当然」

 

という考え方が根底にあるからです。

 

 

 

子供が親に暴力を振るうなんて
とんでもないという思いが強すぎて

 

ひきこもりの子供について理解したり
学ぼうという気持ちがないからです。

 

 

 

「私は子供を傷つけていない」

 

 

 

と思っている親御さんも、実は
無意識のうちにしていることが
あるのです。

 

 

 

それは、本人を前にして

 

・いつも暗い表情をしていたり

 

・悲しい顔をしていたり

 

・何か言いたげな表情ったり

 

等々

 

 

直接口で言ったことではないような
重苦しい雰囲気です。

 

 

 

本人は、親御さんのそんな様子を見て

 

「責められている」

 

「親はわかってくれない」

 

「自分は悪いことをしている」

 

「自分は親に愛されていない」

 

 

という思いを一層強めていきます。

 

 

 

 

暴力を受けている親御さんにすれば、

 

「こんな時に明るい対応はできない」

 

と言われるでしょうし、その気持ちも
よくわかります。

 

 

 

親御さんが、

 

「子供がまともになるように」

 

という気持ちから

 

「言うことを聞かせよう」

 

とすればするほど反抗します。

 

 

 

親御さんの気持ちの根底にある

 

「自分は間違ってない、正しい」

 

「子供が言うことを聞くのは当然」

 

という思いが強ければ強いほど

 

「子供が悪い」

 

「うちの子供はおかしい」

 

と考え、

 

子供をまともにしようと
親御さん自身が思い付くことを続けて
さらに子供を傷つけます。

 

 

 

暴言や暴力が常態化してしまうと、
本人は感覚がマヒしてしまうため
反抗することが当たり前になります。

 

 

 

そのうち自分で自分をコントロール
できなくなっていきます。

 

 

 

すると次第に、
親と目が合っただけでも反抗したり
反抗することで親に言うことを
聞かせたりするようになります。

 

 

 

これに味を占めると
自分の思い通りの事をさせるには
暴れる事を覚えてしまいます。

 

 

 

本人は反抗を続けていく過程で
子供の頃にされた辛いことや悲しみ
苦しかったことを思い出すことで
復讐の為に反抗するようになります。

 

 

 

この反抗が、日々の暴力になると

 

「家庭内暴力」

 

へと発展していきます。

 

 

 

親御さんが恐怖のあまり毎日のように
子供からの暴力を受けているのに
ひたすら我慢する場合があります。

 

 

 

そんな状況が続くと「共依存」になり
ひきこもりの解決は遠のきます。

 

 

 

ひきこもりの初期に暴れる場合は、
本人もわからず自分の意志ではない
こともあります。

 

 

 

子供は

 

「親に理解してもらいたいという思い」

 

 

を分かってもらえず、自暴自棄になり
やってしまったことです。

 

 

 

その場合は、
どうにもならなかった事として
仕方のなかった事として
許してあげてください。

 

 

 

反抗するタイプのひきこもり対応策は
反抗についても暴言だけの場合も
あれば暴力を伴う場合など様々で、
一言では言いきれません。

 

 

 

でも暴言にしろ暴力にしろ
本人の親に対する思いは共通する
ものがあると考えます。

 

 

 

それは、親に対する不満です。

 

 

 

これはひきこもる子供すべてにも
言える事ですが、

 

「親が自分を理解してくれない」

 

「自分の思いを分かって欲しい」

 

という気持ちを持っています。

 

 

 

暴言を吐いたり暴力に訴えている時は、
冷静に話をすることができません。

 

 

 

ですからまず、親御さんがすべきは

暴言や暴力を静める努力です。

 

 

 

具体的には、

 

先程も言いましたが、
本人を傷つけることをやめることです。

 

 

 

親御さんが知らず知らず無意識に
行っている本人を傷つける行為や
以下のことも全てです。

 

 

 

「問題児と決めつけ冷たい視線で見る」

 

「非難、さげすんだ目、見下す」

 

「イヤミ、小言、コソコソ話」

 

「不自然なよそよそしい素振り」

 

「辛く苦しいという表情や態度」

 

これらの行為を意識してしないように
してください。

 

 

 

すると

 

「親や家庭内の雰囲気が変わった」

 

と本人が感じるはずです。

 

 

 

暫くして暴言や暴力が収まってきて、
話せる状態になった時にひきこもり
当初の対応を詫びてください。

 

 

 

また、ひきこもりになった原因が
親御さんだったことが分かっていたら
それを謝罪してください。

 

 

「そんなこと今更いわれたって…」

 

 

とその場では言うかもしれません。

 

 

 

でも、不満に思っていたことを
親御さんが謝ることで暴言や暴力を
振りかざす理由がなくなります。

 

 

 

子供に謝るというのは勇気がいります。

 

 

 

また、親としての威厳やプライドが
邪魔をして、実行に移すのはとても
悩まれるかもしれません。

 

 

 

本気で解決したいのであれば、
親も本気だと示す必要があります。

 

 

 

この方法は、暴言や暴力だけでなく
ひきこもりを解決した多くの親御さんが
行い、実際に効果がありました。

 

 

 

是非勇気をもって実行してください。

 

 

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。

 

 

 

 

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