失敗は、人間なら誰でもするものです。
失敗から学ぶという言葉もあるように
失敗した経験は大きな意味があります。
実は、私の娘が社会復帰してから
何度も職種(仕事)を変えてます。
最初の内は、今はやりの仕事だったり
時給(給料)のよさそうな仕事を選び
何度も失敗しています。
ですけど、失敗を重ねることで
学習もしているようです。
自分で選んだ仕事なので、
失敗したとしても納得しています。
これが親の選んだ仕事だったら、
責任を親にぶつけてしまうだけです。
本人の自立を促す意味でも
失敗することは必要なことです。
本人が失敗して仕事をやめたら
残りの選択肢からまた自分で選び
挑戦させてあげる事です。
そして状況を見ながら必要に応じて
声をかけてあげてください。
「世の中には自分に向かない仕事も
たくさんあるから自分に向くものや
楽しいと思える事を探せばいいよ」
と言ってあげてください。
親である私たち大人だって、
今やっている仕事が自分に向いているか
と言われれば疑問ではないでしょうか。
もしかしたら天職と思えるような
仕事に就いている幸せな大人も
いるかもしれません。
私自身、
今までいろんな仕事をしましたが
いまだに自分で納得のいく職種なのか
考えることもあります。
好きなことを仕事にできるなら
それに越したことはありません。
私たち大人でさえそうなのですから、
社会復帰したての子供たちならば
なおさらそうでしょう。
自分で選択して失敗し悩んで
そして成長していくものです。
本人が少しずつ社会復帰に向かって
歩き始めたら、親御さんもそれに
合わせて本人に関わることがら
徐々に離れていってください。
親御さんが、自分の子供を信頼して
自立していく様子を陰ながら
応援することです。
子供の人生は子どもが決める事と
割り切って必要以上の干渉をしない。
そして私たち親も自分たちの人生を
楽しむことです。
それによって
親子に適切な距離が生まれ
子供は自立していきます。
本当の意味での社会復帰は、
親だけの力ではできません。
社会に出て他人と関わる事でしか
できないと思います。
ここから親として、
子供にしてやれることがあるとすれば
我が子を信じて長い目で見守ること。
そして助けを求めてきた時には、
適切なアドバイスをしてあげる事。
社会復帰は時間がかかります。
またもう大丈夫と思っても、
不登校やひきこもりという経験が
影響を及ぼす事があります。
これは私の娘を見て思う事でもあり
完全に私の私見です。
どういうことかと言うと、
言葉は適切ではないかもしれませんが
不登校やひきこもりといったある意味
「ドロップアウト」
したという経験を持つと
「負け癖」
的な要素が頭をもたげることです。
私の娘は、社会復帰したとは言え、
まだ転職を繰り返しています。
転職理由のほとんどは、
「人間関係が上手くいかない」
ことらしいです。(本人曰く)
私たちの時代なら、
上司から注意されたり気の合わない
社員がいたとしてもよっぽどの事が
無い限りは続けたものでした。
それが良いか悪いかは別として、
苦境を跳ね返す突破力だったり
忍耐力は、正直弱いと感じます。
前述した
「ドロップアウト」や「負け癖」
の影響があるものと考えます。
親としては、
「できるだけ長く続けて欲しい」
という気持ちはありますが、
本人が社会で失敗する事でしか
学べない事とも思っています。
ただ私は、
転職を繰り返す娘が、
仕事を辞めても次から次へと新しい
仕事を自分で探して面接している姿を
見てあまり心配はしていません。
正社員だろうが派遣社員、アルバイト
いろんな職を経験しながら自分に合う
仕事が見つかるだろうと思ってます。
自分で仕事を探す意志があることを
尊重してあげたいとさえ思います。
またそんな娘を頼もしく思います。
「仕事は長く続けることがいい」
「転職を繰り返すのは良くない」
といった、
いつの間にか沁みついている常識
であり世間体的なものの見方を
しないようにしています。
失敗をした経験がある人間は、
将来必ず自分の強みになるものです。
むしろ、早く失敗してより経験を積む
ということが成功に繋がります。
子供の人生は子供自身が決める事
そう心にとどめて
長い目であたたかく見守ろうと
思っています。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。
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