ひきこもりの子供を生み出す要因は、
何か1つというよりも幾つかの様々な
要因が影響し合うことがあります。
ひきこもりの子供を生み出す要因ですが、
全般的には子供自身の
自由や個性・才能そして喜びや成長を
奪ったり疎外することが
大きく影響します。
どういうことか具体的に説明します。
子供は小さい時から何にでも興味を持ち
何でも自分でやりたがり手を出そうと
しませんでしたか?
親の思いや想像もつかないようなことを
自分が気に入ったことは何度も何度も
やりたがり困ったことはありませんか?
そして自分の好きな事に対する集中力は
大人から見ても驚くほどです。
つまり
子供は自分の好きな事だけを
自由にしたいのです。
小さい時は、自分の自由を奪われたり
疎外されたりすると泣いたり怒ったり
して抵抗するものです。
赤ちゃんの頃を思い出してください。
乳飲み子だったころ、
親に対しては泣くことで訴え、
要求したはずです。
「お腹が空いた」⇒「おっぱい飲みたい」
「おむつが汚れた」⇒「交換してほしい」
「眠りたい」⇒「早く寝かせてほしい」
1人目の赤ちゃんだった時は、
親も経験不足で、何故泣いているのか
わからないこともありませんでしたか?
お腹が空いていると思って、おっぱいや
ミルクを飲ませたら直後に吐いたり…
本当は眠りたかっただけなのに
親はわからなくてオムツを調べたり…
私たち夫婦も3人の子供を授かって
育ててきたので、特に一人目の子供には
苦労した思い出があります。
子供が小学生から中学生、高校生へと
成長していくと子供の要求は乳飲み子
だった頃とは違ってきます。
でも、変わらないことがあります。
子供は親を選べませんし、
気に入らないからといって
あなたの子供を
「もうやーめた」
というわけにいかないことです。
自立するまでの子供はある程度の歳に
なるにつれ何らかのストレスを抱え、
それを貯めながら我慢します。
前項でお話した「勉強に不向きな子供」
に対して「勉強しなさい」と言い続ける
親もストレスの原因になります。
親がサッカー選手や野球選手にしたくて
子供がしたいわけでもないクラブチーム
などへ行かせられる場合など。
また、親はよかれと思って習い事や
塾、道場などへ子供を通わせる場合が
あります。
子供が自ら望んでいく場合はいいとして
親が「子供の為に、心配して」行かせる
こともあるでしょう。
その場合、親は子供の選択肢を奪い
ストレスを与えていることに気づかず
子供はいっそう不満を募らせている
場合が少なくありません。
また逆に子供が習いたい、行きたい
と言っても出来ないこともあります。
親にしてみれば経済的な理由も有って
すべて子供の要求どおりにできない事も
出てくるはずです。
生活を維持するために仕事が忙しく
子供の相手をする時間も取れない
という親御さんもいるでしょう。
話をしたり、遊んであげる時間がなく
ゆっくりと目を見て話を
聞いたことがない。
子供は親に話を聞いてもらったり、
褒めてもらったり遊んでもらったり
という物質的ではない要求を
してきます。
それらの要求に対して親がまず子供の
気持ちを感じているかどうか、そして
短い時間でも目を見て話しを聞いて
あげたでしょうか?
小学校低学年くらいならまだ「泣いて」
要求することがあるかもしれません。
ところが小学校も高学年や中学生とも
なれば積もり積もった我慢が重なること
によってひきこもりになりやすい子供は
「自分は親に愛されていない、好かれてない」
「自分には自由も喜びも成長も許されない」
「自分は何のために生きているのか?」
と思い込んで自分で自分を追い込んでいき
落ち込ませてしまうのです。
ひきこもりの子供になる要因は様々で、
1つだけというより複合的要素が重なり
親が気づかないうちに始まります。
ひきこもりになる具体的な要因は次回
以降で詳しく説明させていただきます。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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タグ:ひきこもりになる要因
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