先日全国の小中不登校児童生徒が
急増中!
とのニュースを新聞で知った。
2022年度の30日以上欠席
いわゆる“不登校”の児童生徒が
29万9048人に上った。
小学生10万5112人
(前年度比2万3614人増)、
中学生19万3936人
(前年度比3万494人増)です。
どちらも10年連続の増加で、
不登校の小中学生数は30万人
に迫っています。
小学生の不登校は10年前
(平成24年度)の約5倍、
中学生は約2倍に増加しました。
29万人と聞いてもピンとこないが、
前年比2割以上増えたそうで
過去最多だった。
と言ってもまだピンとこないなら、
中学校の1クラス40人学級のうち
2人が不登校という計算になる。
1学年5クラスなら10人
10クラスなら20人である。
そう考えると結構な人数だと
思いませんか?
さて、
コロナ禍で学級閉鎖や学年閉鎖、
濃厚接触者扱いなどによって、
学校に行きたくても行けない
という生徒も多かっただろう。
不登校の理由として学校が判断した
という理由では、
「無気力・不安」
が最も多く49.7%を占めた。
次いで
「生活リズムの乱れ」11.7%
「いじめを除く友人関係」9.7%
と続いた。
“学校が判断した”
という部分にいささか疑問を抱くが
おおむね人数的に増えているのは
間違いないらしい。
学校種別では、
小学校:50万562件
中学校:9万7937件
高校:1万4157件
特別支援学校:2695件
※北日本新聞より抜粋
このうち、
スマートフォンなどによるいわゆる
“ネットいじめ”
については過去最多となる
2万1900件に上るそうだ。
さて、
これらの数字をご覧になって
どう思われるでしょうか?
私は、どんどん低年齢化している
と感じています。
そして学校側として把握している
“ネットいじめ”
については、氷山の一角だろう。
今回コロナ禍で不登校増加に
拍車がかかったのは否めないだろう。
ただ、私個人の意見としては、
学級閉鎖や学年閉鎖になったことで、
堂々と休めた児童生徒もいたのでは?
と考えたりもする。
コロナ禍以前から“いじめ”に
遭っていた児童生徒がいたならば
当然だと思う。
そしてたまたまコロナ禍になって、
本来 いじめや友人トラブルなどで
“学校に行きたくない”
と感じていたが我慢して登校していた
としたら、
コロナ禍がきっかけでその思いが、
湧きだしてきたとしても
不思議ではない。
攻撃をうけにくい家にいるほうが、
安心できた子供もいるだろう。
そして学校側(大人側)から、
“コロナも落ち着いたから登校です”
と言われても可哀想である。
私の個人的な意見ではあるけれど、
大人の都合に振り回される子供も
かわいそうだと感じる。
言ってみれば、
夏休みや冬休み、春休みなどの
長期休暇明けに不登校が増えたり
新学期の始まる4~6月によくある
急な環境の変化からくる五月病なども
似たような状況かもしれない。
大人でさえゴールデンウイーク明け
などに出社拒否や退職者が増える
ことを考えるとわかりやすい。
言いたくはないけれど
自殺者数が急増する時期も重なる。
私の娘が
不登校~ひきこもりになったのは、
まさしく “いじめ”によるもの。
当時はコロナ禍ではなかったけど、
“学校へ行きたくない”
と必死にサインを出していた娘の
苦しい気持ちに気付けなかった。
そして何とかして、
“学校へ行かせよう”
ということしか考えなかった。
コロナ禍が原因で
登校したいのに登校できなかった
という児童生徒も多いはず。
でも、
コロナ禍が明けても
登校しようとしない場合については、
単なる休みグセやサボりぐせなのか
本当の理由を知って欲しいという
子供からの“サイン”かもしれない。
大人の都合だけで、
“もう大丈夫!さあ行きなさい”
という切り替えができない子もいる。
そういうことも一度考えて欲しい。
当時
娘の感情を読み取れなかった親として
心からそう思います。
あなたのお子さんが、本当は
どんな気持ちでいるのかを
感じ取ってください。
大人の都合は二の次で…
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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