不登校やひきこもりになると親と口をきかない!
親子の信頼関係がないことが原因です。
崩れた親子の関係を修復するには!?
ひきこもりになった
子供との親子関係は、間違いなく
崩れてしまっています。
子供が、親を信頼していないから、
「ひきこもり」
になるわけです。
なぜ、
子供は親を信頼していないのか?
それは、
幼少期に関係がある場合もあります。
私の家庭を例に
お話させていただきます。
私は、
娘の幼少期には仕事がとても忙しく
休日もゴルフの接待があったりして
まともに遊んだ記憶がありません。
当時は、
家を新築したこともあって生活は
決して楽ではなく妻もパートに出て
仕事をせざるを得ませんでした。
長男と長女がいますが、その頃は
まだ家も古く、ローンに追われる
生活ではなかった。
なので、
気持ちにもゆとりがありました。
ひきこもりになった、次女(栞)
の幼少期とは違い、長男、長女とは
一緒に遊んだ記憶もあるのです。
この時点でもう娘の幼少期を思い出すと
かわいそうで涙がでそうになります。
結局親の都合が優先していたのです。
本来ならば長男、長女と同じように、
ゆとりをもって愛情を注ぐべきなのに
できなかった。
今思い返せば、
娘の幼少期は一番親に甘えたい時期で
その時にしっかり抱きしめて
愛せなかったのです。
後悔してもしきれませんが、
どうやって幼少期に失った信頼関係を
その後、取り戻すことが出来たのか?
それは、
もう一度私たち夫婦から愛情を注ぎ、
親子の信頼関係を取り戻すことに
他なりません。
もっと具体的にお話しますね。
娘の幼少期は、
私も妻も仕事が優先で忙しく、
心にゆとりもなく、お金の余裕
もなかった。
そんな私たちを、
娘はしっかりと見てました。
(後に本人から聞きました)
感受性の強い私の娘は、
小さいころからとてもいい子で、
わがままも言わない子供でした。
でも実は、
「わがままを言わない」
のではなくて、
「わがまま言いたくても言えない」
そんな子供になっていたのです。
どういうことかというと、
私の娘もそうですが、
「ひきこもり」になる子は、
感受性が強いと言いましたが、
「相手のことばかり気にして、
相手に合わせてしまう」
という特徴があります。
つまり、私たち夫婦が大変だ
ということを察知して、
「今、わがまま言っても聞いてもらえない」
とか、
「今親が大変そうだからがまんしよう」
という気持ちが優先して、
自分の気持ちにフタをして、
いい子を演じてしまうのです。
親にだけではありません。
学校でも、友達に対しても
同じことになります。
先ほども言いましたが、
「相手のことばかり気にして、
相手に合わせてしまう」
のです。
友達から言われたことは、
自分の本当の想いがあっても、
相手に合わせてしまうのです。
実は、ひきこもる子供は
感受性が強いことと、
・気が弱い
・プライドが高い
という特徴も兼ね備えています。
ですから、
学校で友達との会話は本意でなくても
合わせるようにしてしまいますが、
友達と別れて帰宅すると、
自分の気持ちとは違う言動をした
自分自身に対して、許せない気持ち
になって自己嫌悪になります。
気分が悪いので、
夜の寝つきも悪くなりがちになり
朝は、寝不足気味で身体がだるく
学校を休む。
これが続くといわゆる
「不登校」
に繋がります。
学校では、
良いとか悪いとかいう意志を出さない
ので周りに人が寄ってくるのです。
それがまるで友達が多くいるように
見えるだけで、実際は、文句も言わず
自己主張しないので、都合がよくて
集まってくるだけです。
本人は、
本心が言えないのでストレスが溜まり、
まわりに人が増えれば増えるほど
人間関係に気を使いすぎて、
疲れてしまうのです。
娘の心理状態を理解したときは、
幼少期から小学生~中学生~現在に
至るまでの、様々な言動の意味が
腑に落ちました。
腑に落ちただけでなく、
娘が現在に至った理由が
はっきりとわかった瞬間でした。
「人に気を使うようにさせたのは私たちだった」
ということを再確認しました。
ただ、ここで
勘違いしていただきたくないのは、
過去の子育てを嘆き、悲しむことが
目的ではないということ。
過去に遡って、
子育てができるわけではありません。
私たちもそうでしたが、自分たちの
過去を思い返し自分たちを責めました。
でも、よくよく考えてみると
自分たちを責めることで、まるで悲劇の
ヒロインのように自分たちを慰め、
現実逃避していることに気づきました。
そして、
そんな私たちの表情や言動によって、
娘のひきこもりが長引くことに
つながったのです。
あなたも自分を責めているとしたら、
不登校やひきこもりを長引かせる
だけです。
じゃあ具体的にどうするべきなのか?
私たち夫婦が行ったこと…
次回以降お話させていただきます。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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