
ドイツでは中高年ひきこもりがない!
という記事を読んで思う事があります。
ネット上の記事で、
ドイツでは、中高年のひきこもり問題は、
ほとんど存在しないという記事を見ました。
理由を読んでみると、
ドイツでは、18歳になると成人とみなされ、
成人になると親元を離れれて自由になることが、
あたりまえの目標となっているらしい。
だから、親元で親といっしょにずっと暮らす
という概念がもともと無いということ。
そして、自分の力で自由に生活することが、
あたりまえのこととして意識のなかに
定着しているのだそうだ。
さらに、大きな要因としては親の生き方である。
親として子供の成長を喜ぶのは、
世界共通で子を持つ親なら同じでしょう。
ただ、日本人とは違うことがある。
それは、子供に依存していないということ。
日本人の親に多いのが、子供だけが生きがい
という、自分を犠牲にしてでも子供の将来に
期待していること。
期待と言えば聞こえはいいけれども、
つまりは子供と一心同体状態とでも言おうか…
我が子がかわいいのは誰しも同じだけれども、
子供への期待が依存になっていないだろうか?
老後の人生も“子供ありき”という気持ちが、
日本特有の“家を継ぐ”という家督という考え方
にもつながっているように思う。
ドイツの例を挙げましたが、
欧米諸外国では、子供が巣立った後の、
夫婦としての生き方が違うようだ。
また、幼少期からの親や学校、
地域社会などからの教育も影響している
と感じます。
思い返してみると、
自分自身も成人になったころには、
自立して自由になりたい気持ちがあった。
ただ、長男だからなのかわからないが、
金銭的、経済的には親を頼っていたと思う。
日本人の親は、私の親や私自身も含めて、
どうも子供に甘いような気がしてならない。
子供自身が自立したいと感じることができる
環境や雰囲気が、整っていないのだろう。
中高年ひきこもりへの対応も大切だけれど、
今後は幼少期からの自立を促すような、
取り組みが必要だと感じます。
とはいえ、現在数十万人もいると言われる
中高年ひきこもりに対する対応も
どうするべきなのかと思います。
あなたは、どう考えますか?
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