この書籍は、2011年に発行されています。
私自身は、最近知って読んでみたところです。
内容としては、不登校やひきこもりになった、
子供を持つ親が、子供への接し方を考えて、
実行するための方法が書かれています。
表紙にも書かれている
「1日3分の働きかけ」
によって、子供の心に変化が起きる。
ということを、6年あまりの年月をかけて、
実証できた内容について、実例を出して
書かれている書籍です。
子供の心を「コップの水」に例えて、
不登校やひきこもりは、コップの水が減り、
子供自身の「自信の水」が減ることで起こる。
と説いています。
子供自身の「自信の水」をコップに満たすことで、
再登校を促すという方法です。
読んでみてわかったのは、コップの水を増やすのは、
親からの働きかけが重要だということ。
子どもの心に自信の水を注ぐのは、
愛情と信頼をもった親の言葉がけ=コンプリメント
コンプリメントよって、親子関係を正常にしていく。
そして不登校やひきこもりを解決に導く。
著者の森田直樹氏は、学校に再登校させることは、
とても重要だと書かれています。
また、不登校やひきこもりは、1年以内に解決するのが、
望ましく、なおかつ10代が望ましいと書かれている。
この書籍は、小学生~高校生くらいまでの10代迄で、
再登校を前提にする親御さん向けです。
成人以降の長いひきこもりや中高年ひきこもりの、
解決には向かない内容かもしれません。
ただ、カスタマーレビューの高評価とレビュー数の
多さはハンパないので、参考になるかと思います。
冒頭で、2011年に発行の書籍と言いましたが、
私の娘がひきこもり始めた時期になります。
コンプリメントという言葉は、調べてみると、
コンプリメント=ほめ言葉。賛辞。
と書かれています。
つまり、子供の話を聞いて「ほめてあげる」
ことに他なりません。
「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」
という書籍には、実際にひきこもりを脱するまでの
事例が多く書かれています。
再登校というのは、不登校になった親が
一番望むといってもいいでしょう。
やっぱり、中学や高校へ行くのと行かない
のとでは、人生における経験が違ってきます。
私も娘の不登校の初期であれば、
とても効果があったのでは?
と思わざるを得ない内容でした。
わずか数百円の書籍ですが、
不登校やひきこもりの親御さんには、
一読されて損はない、気づきのある1冊です。
また、著者の森田直樹氏によるコンプリメントの
トレーニング?(実費)もあるようです。
詳細は、書籍をご覧ください。
愛情と信頼をもった親の言葉がけ=コンプリメント
の具体的な方法については、以下の書籍を読むと
理解できるはずです。
最後に・・・
不登校やひきこもりを解決すると謳って、
巷にはとんでもないような高額で、
“本当に大丈夫なのか?”
と疑わざるを得ないような教材?だったり
解決方法らしきものが販売されています。
私は個人的には、高額だから解決する
とは思いません。
ひきこもり解決は、金額の問題ではなく、
親子の信頼関係を築くことが第一です。
そういう意味では、
「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」
の内容には、ひきこもり解決に必要な全てが
網羅されています。
とてもリーズナブルな価格の書籍ですが、
私の娘がひきこもりを解決するうえで、
とても参考になった書籍です。
不登校やひきこもりの子を持つ親御さんには、
必ず読むべきと思います。
ありがとうございました。